道後夢蔵 風庵

道後温泉本館裏手にあるホテル。道後夢蔵
昨年3階の一室、風庵の改装のお話を戴いたのでした。
地元砥部焼を生かした部屋というコンセプト。
風庵の名のとおり風のイメージの部屋を考えて欲しい。

私達は「風」のイメージから風神やたなびく雲を連想し
そのモチーフを生かし作品を制作する事にしました。
デザイナーや工務店の方と打ち合わせを重ね
多くの職人さんによって仕上げられたその部屋が
いよいよ4月17日改装オープンとなります。

そこに至る迄の制作の裏側をご紹介。
まずは初挑戦だった浴槽のタイル。
その数なんと6000枚!
まず、スライスした粘土を2.5センチ角の大きさにカット。
その写真はこちら

乾燥後素焼きをした後、絵付け。
いつもの食器と同じくひとつひとつ手描きです。

線描きはA氏が全て行いましたが
色を載せる作業は女工さんにお手伝いを依頼。
Sさん、Nさん、Gさん、Lさんに感謝!



絵付け後、釉薬を掛けます。
コンプレッサーを快く貸してくれたHさんに感謝!

そして本焼き。
無事の仕上がりにとりあえず安堵。




施工の際のサンプルを制作。

既製のタイルとは異なりサイズも形も不揃いの
タイルを貼って下さったタイル屋さんに感謝!





下地処理をした浴槽。
さてこの浴槽にタイルを貼ったらどうなるのか?

つづく!